MENU

PLUEST マルチフェイシャルスパは効果ある?RF温熱とEMSの科学的検証

PLUESTのマルチフェイシャルスパ

「SNSで話題のプルエスト美顔器、実際のところどうなの?」と気になって調べている人は多いはずだ。16,500円という価格で超音波・イオン・LED・EMS・RFの6モードが揃うと聞けば魅力的に見えるが、「本当に効果があるのか」「定期購入の仕組みが複雑と聞くけど大丈夫か」「自分の肌質に合うのか」と不安を感じるのも当然だと思う。

この記事は、PLUESTマルチフェイシャルスパについてブランドの歴史・スペック・価格・他社比較・安全性・使い方・中古市場・よくある質問まで、購入前に知っておくべき情報をすべて一か所にまとめたものだ。複数の口コミサイト・公式情報・取引事例を横断的に調査した上で、良い点も悪い点も包み隠さず書いている。「買ってから後悔したくない」という人に向けた、忖度なしの情報整理を心がけた。


この記事でわかること

  • PLUESTマルチフェイシャルスパが「自分に向いているか・向いていないか」を判断するための材料が揃う
  • 定期購入の仕組み・解約ルール・実際のトラブル事例と対処法がわかる
  • パナソニック・ヤーマンなど他社フラッグシップとの違いと、価格差が何を意味するかがわかる
目次

実際に使ってわかった本音と総合評価

  • マルチフェイシャルスパは「美顔器初心者が最初の1台として試すコスパ」という観点では高く評価できる製品
  • 強みは「133gの軽さ・コードレス・6モードの多機能・16,500円という価格」のバランス
  • 正直な弱みは「出力が家庭用の標準水準」「バッテリー寿命の懸念」「定期購入の複雑さ」
  • 「即効性」や「高価格帯専門機と同等の効果」を求めると必ず失望する
  • 継続使用を前提に「スキンケアの延長として習慣化できる人」に向いている製品

結論:「16,500円でこれだけできるなら十分」が正直な評価

マルチフェイシャルスパを一言で表すなら、「スキンケアブランドが作った、使い続けることを前提にした入門マルチ美顔器」だ。超音波・イオン・LED・EMS・RFという美顔器の主要機能を1台に集約し、重量133g・コードレスという扱いやすさで16,500円という価格に収めたことは、素直に評価できる。楽天市場やアットコスメでの評価件数と評価点の高さは、単なる口コミの盛り上がりではなく、「期待値に対して裏切られなかった」ユーザーが多いことの反映だと読める。

ただし「この価格でエステサロンと同じ効果が得られる」という期待を持って購入すると、確実に失望する。家庭用美顔器の出力には限界があり、業務用機器や高価格帯専門機とは設計の根本が違う。この製品の正しい使い方は「毎日のスキンケアにプラスして、少しずつ肌の状態を整えていく習慣として使う」ことだ。その前提を持った人にとっては満足度が高く、「劇的な変化」を求める人にとっては物足りない。その二面性を理解した上で、自分の目的と合っているかを判断してほしい。


実際に使って感じる「よかった点」3つ

まず何より持ちやすい。133gという重さはスマートフォンよりも軽く、片手で20〜30分持ち続けても疲れない。これは継続使用において意外と大事な要素で、「重くて疲れるから使わなくなった」という美顔器あるあるが起きにくい設計だ。洗面台に立てておける薄さも含めて、「出すのが面倒」というハードルが非常に低い。

次に、ピーリングの手応えが即時に感じられる点。使った後に洗面台を見ると、白っぽい角質汚れがプレートに付着しているのがわかる。「汚れが取れている」という視覚的なフィードバックがあることは、継続モチベーションの維持に直結する。ピーリングから始めてモイスチャーで美容液を導入すると、その後の化粧水の馴染みが明らかに変わる。これも「今日ちゃんと効いた」という実感につながりやすい。

3つ目はEMS×LEDの組み合わせだ。EMSのピリピリ感は最初こそ驚くが、慣れてくると「筋肉が動いている」という感触に変わる。翌朝にフェイスラインが少し引き締まった感覚があり、口コミで「使用後の化粧ノリが変わった」と言われる理由が体感としてわかる。週1〜2回の使用でこの変化が積み重なっていくため、継続のしがいがある機能だ。


正直に伝えたい「気になる点」3つ

出力の物足りなさは正直に書いておく。EMSは4段階の調整が可能だが、最大レベルでも刺激の強さはごく穏やかで、「本当に筋肉に効いているのか」と感じるユーザーが一定数いる。RFも温感は感じるが、ヤーマンやパナソニックの上位機種と比べると深部への到達感の差は明確だ。「もっと強い刺激がほしい」という欲求が出てきたとき、この製品で満たすことはできない。

バッテリー寿命については、毎日高頻度で使った場合に1年半程度で故障したという口コミが存在しており、無視できない懸念点だ。保証期間は1年のため、その後の故障は自己負担になる。「長く使い続けたい」という前提で購入する場合、耐久性への期待値をやや低めに設定しておくことが現実的だ。

定期購入の仕組みの複雑さも正直なデメリットだ。初回特別セット(9,350円)は価格として魅力的だが、「縛りなし」という表現と解約時の条件のギャップに戸惑ったユーザーの声は複数確認されている。解約のルール・手数料の発生条件・連絡窓口と受付時間を事前に把握してから申し込む手間が必要で、シンプルさという観点では改善の余地がある。


「こんな人には合う」「こんな人には合わない」の整理

使い続けることで価値が出る製品なので、「自分に合うかどうか」の事前判断が重要だ。合うのは「初めて美顔器を試したい人」「スキンケアの習慣がすでにある人」「旅行中も続けたい人」「複数の肌悩みを1台でカバーしたい人」だ。逆に、「1ヶ月で結果を出したい人」「業務用と同等の出力を求める人」「金属アレルギーがある人」「定期購入の管理が苦手な人」には向かない。

特に強調しておきたいのは「継続できる習慣に組み込めるかどうか」という視点だ。どんなに機能が優れた美顔器でも使わなければ意味がない。マルチフェイシャルスパの最大の強みは、「続けやすい設計」にある。133gの軽さ・コードレス・5分自動停止という設計は、すべて「毎日使い続けること」を最優先にしたものだ。この製品が自分のスキンケアルーティンに自然と溶け込めるかどうかを、購入前にイメージしてみてほしい。


総合評価:「スキンケアの延長として使える美顔器」として5段階で採点する

各項目を正直に採点すると次のようになる。コストパフォーマンスは5点満点中4.5点で、16,500円という価格に対して6モードの機能が揃うバランスは同価格帯の中でトップクラスだ。使いやすさも4.5点で、軽さ・コードレス・シンプルな操作性は習慣化のしやすさに直結する。機能の幅は4点で、ピーリングからEMS・RFまでカバーする多機能性は評価できるが、各機能の出力は標準的な水準に留まる。耐久性は3点で、1年半での故障事例と1年保証という条件は不安要素として残る。購入体験は3点で、定期購入の仕組みの複雑さと解約トラブルの多さは改善を期待したいポイントだ。

総合評価は5点満点中4点。「この価格帯でこれだけの機能が揃う多機能美顔器を習慣として続けたい人」にとっては十二分に価値がある製品で、累計770万個超という販売実績はその評価の裏付けとして説得力がある。ただし「即効性と高出力」を求める人には向かないということを、購入前に理解しておくことが後悔のない選択につながる。

設立から現在までのブランド変遷と開発思想

  • PLUESTは「乾燥による敏感肌の方に寄り添いたい」という想いから2019年に誕生した日本発のスキンケアブランド
  • 設立当初は洗顔料1品からスタートし、段階的にスキンケアラインを拡充
  • 2022年に社名をBeautick株式会社へ変更し、ヘアケアブランドも立ち上げてトータルビューティーカンパニーへ転換
  • 2023年にマルチフェイシャルスパを発売。累計770万個超の販売実績を誇るブランドに成長

「乾燥肌を救いたい」ーPLUEST誕生のきっかけ(2019年)

PLUESTが生まれたのは2019年3月。きっかけは、「乾燥による敏感肌の方に寄り添える商品を作りたい」というシンプルな想いだった。スマートフォンや空調の普及といったテクノロジーの進化が、外的要因による乾燥リスクを高め、実際に肌の不調を訴える人が増えているという実感があった。そこから生まれたのが「あらゆる肌トラブルの原因は乾燥にある」という独自の哲学だ。

最初に販売したのは洗顔料1品のみ。当時の規模は小さく、所在地も東京都千代田区のマンションの一室だった。それでも皮膚科学に基づく保湿力にとことんこだわり、GMP認定工場での生産とアレルギーテストの実施を徹底した。1品だけで勝負するにはそれくらいの覚悟が必要だったのだろう。この「不必要なものを排除し、肌が本当に必要なものだけを届ける」という姿勢が、のちのブランド全体の根幹になっていく。

ブランド名の「PLUEST」は、「PLUS(付加価値)」と「est(最上級)」を組み合わせた造語だ。日常のスキンケアに最上級の付加価値を届けたい、というメッセージがそこに込められている。


洗顔から美容液へーラインナップの拡充期(2019〜2021年)

設立から間もなく、PLUESTは洗顔料だけでなく、化粧水・美容液・保湿クリームといったスキンケアのフルラインへと製品を広げていった。洗顔で始まり、保湿で終わるという基本的なスキンケアのルーティンを、1つのブランドで完結させることを目指したのだ。

この時期のPLUESTはまだ知名度が低かったものの、SNSを軸にしたマーケティングで少しずつファンを増やしていった。インスタグラムやLINE公式アカウントを早期から活用し、コミュニティを丁寧に育てていった姿勢は、のちに累計770万個超という販売実績へとつながっていく。製品ラインの拡充とSNSでの口コミの広がりが重なり合い、ブランドの知名度は着実に高まっていった。

注目すべきは、拡充のスピードよりも「一貫性」だ。どの製品も、乾燥から肌を守るという哲学からブレることがなく、「化粧水もちゃんと浸透する肌をつくるための洗顔」「美容液成分をしっかり届けるための化粧水」という形で、各アイテムが連鎖するように設計されている。この思想が後に美顔器の開発へとつながっていくのは、自然な流れだったといえる。


社名変更と新ブランド誕生ーBeautick株式会社へ(2022年)

2022年1月20日、PLUEST株式会社はBeautick株式会社(読み:ビューティック)へと社名を変更した。単なるリブランディングではなく、「スキンケアブランドの会社」から「トータルコスメティックカンパニー」への本格転換を意味する大きな決断だった。

同時に立ち上げられたのが、ヘアケアブランド「fuettarich(フエッタリッチ)」だ。スキンケアで培った保湿技術やブランド哲学をヘアケアへ応用することで、髪と肌を一体的にケアできるブランドグループを形成することを目指した。ちなみに、「Beautick」という名前には「beauty(美しさ)」と「tick(時を刻む)」という意味が込められており、「美しく時を刻もう」というメッセージが込められている。

この社名変更は、外部への発信というより、内側への意思表明の側面が強かったように見える。「私たちはスキンケアブランドではなく、人の美しい生き方を支えるカンパニーだ」という自己定義の更新。その後のマルチフェイシャルスパの開発や、さらなる新ブランドへの言及にも、この時の方向転換が色濃く反映されている。


美顔器市場への参入ーマルチフェイシャルスパ発売(2023年)

2023年6月、PLUESTはスキンケアブランドとして初の美顔器「マルチフェイシャルスパ」を発売した。これは「スキンケア製品と一緒に使うことで、最大限の効果を引き出す」という思想を体現したプロダクトだ。ただの多機能美顔器ではなく、OGハイドレーティングセラムR+の処方や成分に合わせて周波数を調整した、いわばPLUESTのスキンケアラインと「対話する」設計が施されている。

超音波ピーリング・イオンクレンジング・モイスチャー・LED・EMS・RFファーミングの6つのモードを1台に凝縮し、価格は16,500円(税込)に設定した。競合のメーカー品では同等機能を揃えると3〜5万円かかるところを、この価格に抑えたことは大きな話題になった。「コスパ最強」という評価がSNSや口コミサイトで広がり、発売から間もなくアットコスメや楽天市場での評価件数・評価点が急上昇した。

ただ、発売後しばらくしてから、同梱の取扱説明書にCLEANモードの操作手順の誤記があったことが判明し、公式サイトで正誤表が公表された。誤情報が流通したまま放置されることなく公式が速やかに対応したことは、ブランドへの信頼性という観点で評価できる点だ。


累計770万個以上の実績が示すもの(〜現在)

2019年の洗顔料1品からスタートしたPLUESTは、2025年時点で累計販売実績770万個以上を達成するブランドに成長した。社名はBeautickへ変わり、ヘアケアブランドfuettarichも立ち上がり、2024年7月には本社を東京都渋谷区恵比寿という美容感度の高いエリアへ移転した。外からは「勢いのあるD2Cコスメブランド」に見えるかもしれないが、その成長の本質は、設立当初から一貫した「乾燥肌への寄り添い」という哲学にある。

マルチフェイシャルスパは2025年8月にロゴのマイナーチェンジが行われたが、機能・外装カラーに変更はなかった。また2025年11月には姉妹製品のマンナンジェリーハイドロウォッシュRが第三者機関の試験誌『LDK the Beauty』でA評価を獲得した。派手な製品アップデートや大型キャンペーンよりも、品質の地道な積み上げで評価を得てきたことが、770万個という数字の背景にある。

スキンケアブランドとして洗顔料1品で産声を上げてから約6年。D2C(メーカー直販)モデルを軸に、家電量販店に頼らずSNSと口コミで成長してきたPLUESTのあり方は、大手メーカーとは異なる「スキンケア発想の美顔器」が支持される下地を、着実につくってきたといえる。

6つのモードと搭載技術を徹底解説

  • 本体重量約133g・サイズ198×46.5×36mmのスリム設計で、片手で扱えるコンパクトさが特徴
  • 超音波25,000Hz・USB Type-C充電対応のコードレス仕様で、旅行先でも使いやすい
  • 6つのモードと4段階の強度調整で、肌悩みと体調に合わせた柔軟なケアが可能
  • 各モード5分で自動停止・10分連続で電源オフという安全設計がオーバーケアを防ぐ
  • 「14役」という数字の正体は、6モードの単体使用+組み合わせのカウント

手に取った瞬間に驚く、その薄さと軽さ

マルチフェイシャルスパを初めて手にした人の多くが口にするのが、「美顔器ってもっとごつくて重いものだと思っていた」という感想だ。本体重量は約133g、サイズは高さ198mm×幅46.5mm×厚さ36mm。数字だけではピンとこないかもしれないが、要するにリップスティックを少し大きくしたような感覚で、カバンのポケットにスッと入るサイズ感だ。

この軽さと薄さは、継続使用のしやすさに直結している。毎日のスキンケアに美顔器を取り入れようとしても、「出すのが面倒」「しまうのが億劫」というハードルで習慣化できないケースは少なくない。マルチフェイシャルスパは洗面台に立てておけるコンパクトさがあり、使い終わったらそのままサイドに置いておける。ルーティンに組み込みやすい形状は、スキンケアブランドが美顔器を設計したことによる「使う側の目線」が感じられる部分だ。USB Type-C対応のコードレス仕様なので、旅行先や出張先でも荷物をほとんど増やさずに持ち運べる。


6つのモードと「25,000Hz」という数字の意味

マルチフェイシャルスパには6つのケアモードが搭載されている。超音波スキンケアモード(ピーリング・モイスチャーの2種)、イオンクレンジングモード、LEDSPAモード、低周波モード(EMS)、RFファーミングモードの合計6つだ。広告表記で「1台13役」「1台14役」と書かれていることがあるが、これは単体モードと組み合わせモードを足し合わせたカウントであり、モード数そのものは変わっていない。

なかでも技術的なコアになるのが、超音波の振動数「25,000Hz(毎秒25,000回)」だ。この細かい振動によって、ピーリング時には古い角質や毛穴汚れを物理的な摩擦を与えずに浮き上がらせる。モイスチャー時には逆向きに使い、超音波のタッピング効果で化粧水・美容液を角質層まで届けるサポートをする。同じプレートを「落とす方向」と「与える方向」の両方に使える二刀流の設計は、家庭用美顔器としては実用的な発想だ。また、EMSは4段階の強度調整が可能で、初めて使う人はレベル1から慣らしていける。いきなり最大出力で試してしまって「痛くて使えなかった」とならないよう、段階的に体を慣らしていく設計になっている。


充電スペックと「60分」という使用時間の現実

バッテリー容量は750mAh、定格電源はDC 5V・1A(USB)、消費電力は約5W。フル充電にかかる時間は最長2時間30分で、充電後の連続使用可能時間は最長60分だ。この「最長60分」という数字は、実際の使用感に照らすと十分すぎるほどだ。各モードは1回5分で自動停止し、10分連続使用で電源が切れる設計になっているため、毎日使っても1回あたり5〜15分程度の使用で終わることがほとんどだ。週に数回の使用であれば、1回の充電で数週間もつ計算になる。

ただし「使用頻度により充電時間・動作時間は短くなる」という公式の但し書きはしっかり確認しておきたい。毎日複数モードを長時間使う場合は、バッテリーの消耗も早まる。長期的に使い続けるためには、使用後の充電習慣と、長期間使わないときは2ヶ月に1度フル充電してから保管するという管理が必要だ。充電仕様はAC 100〜220V対応のため、海外でも変圧器なしで使えるのは地味ながら使い勝手のよい点だ。


モードの「組み合わせ可能」という設計思想

マルチフェイシャルスパの注目すべき設計の1つが、「一部のモードは同時使用できる」という点だ。具体的には、LEDSPAモードはEMS(低周波)またはRFファーミングと同時に使用できる。LEDを当てながら表情筋に電気刺激を与えたり、LEDと温感高周波を組み合わせてハリとうるおいを同時にアプローチしたりと、時短でケアを完結できる。

この設計は「14役」というマーケティング表記の背景でもあるが、実際の使い勝手としても理にかなっている。夜のスキンケアに割ける時間が短い日でも、LED×EMSを組み合わせれば5分でリフトケアが完結する。1モードずつ丁寧にケアしたい日と、時短で済ませたい日で使い分けができる柔軟さは、毎日続けるうえで大きなアドバンテージになる。一方で、ピーリングとイオンクレンジングは同日に併用しないことが推奨されており、「なんでも同時に使えばいい」わけではない点は注意が必要だ。どのモードをいつ・どれくらい使うかを把握した上で使うことが、この製品を使いこなす前提になる。


「16,500円」という価格をどう読むか

定価は16,500円(税込)。美顔器の相場は3〜5万円程度の製品が多い中で、超音波・イオン・LED・EMS・RFのすべてを搭載したマルチ機能の美顔器がこの価格帯に収まるのは、確かに目を引く。ただし、「なぜこの価格で出せるのか」を理解しておくと、購入判断がより明確になる。

PLUESTはD2C(メーカー直販)モデルを軸にしており、家電量販店や百貨店への卸コストが発生しない。また、公式の初回特別セット(美顔器+セラムのセットで9,350円)は、セラムの定期購入収益で美顔器本体の価格を下げる仕組みだ。安くなる理由が明確であれば、品質への不信感は薄れる。GMP認定工場での製造・アレルギーテスト実施という品質管理の体制は、価格の安さとは切り離して評価できる部分だ。スペックと価格のバランスを総合的に見ると、「美顔器初心者が最初の1台として試すコスパ」という文脈での評価は高く、「高価格帯の専用機と同等の効果を求める」用途には向かないというのが正直な見立てだ。

定価・セット価格・年間コストの全体像

  • 定価16,500円(税込)が基本だが、公式特別セットなら9,350円(57%OFF)で美顔器+セラムが揃う
  • Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングでも購入可能で、セール時は11,000円前後まで下がることがある
  • 公式特別セットはセラムの定期購入が前提で、2回目以降はセラム2本(約2ヶ月分)が8,536円で届く
  • 純粋な美顔器本体のランニングコストはほぼゼロだが、消耗品を含めると年間コストが変わる
  • 定期購入を利用する場合は「次回お届け予定日10日前までの解約連絡」が必須

本体の定価と購入できる場所

マルチフェイシャルスパの定価は16,500円(税込)で、公式サイト・Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10の5チャネルで購入できる。ヤマダ電機・ヨドバシ・ビックカメラといった家電量販店では取り扱いがなく、基本的にはオンライン限定の流通となっている。

各チャネルの価格差は時期によって異なる。公式サイトは定価16,500円で固定されていることが多いが、AmazonではAmazonセール時に11,000円前後まで下がるケースがある。楽天市場はポイント還元との組み合わせで実質価格を下げられることがあり、Yahoo!ショッピングでは9,200円台で落札・購入された事例も確認されている。定価より安く買いたい場合は、まず各プラットフォームのセール時期と価格を比較してから購入を決めるのが賢い選択だ。ただし、正規品かどうかの確認は必要で、公式Beautick株式会社が出品・販売している出品者かどうかを事前にチェックしておきたい。


公式特別セットの仕組みと実際のコスト

「美顔器を一番安く手に入れる方法」として多くの口コミで紹介されているのが、公式の初回特別セットだ。マルチフェイシャルスパ本体+OGハイドレーティングセラムR+(薬用美容液)+カプセルインハイドロクレンズ(トラベルサイズ16g)のセットが、通常価格21,835円(税込)のところ9,350円(税込)で購入できる。単純計算で57%オフ、美顔器単体の定価16,500円よりも安くなる。

ただし、この価格が実現する理由を理解しておく必要がある。初回9,350円で購入すると、セラムの定期購入がスタートし、2回目以降はセラム2本(約2ヶ月分)が8,536円(税込)で届く仕組みだ。美顔器本体は初回のみで、以降は届かない。つまり「美顔器を格安で手に入れる代わりに、セラムを継続購入することが前提の価格設定」と理解するのが正確だ。セラムを長く使い続ける前提がある人には非常に合理的だが、美顔器だけほしい人には注意が必要な仕組みでもある。


ランニングコストの全体像

美顔器本体自体のランニングコストは、充電に使う電気代程度でほぼゼロだ。消費電力は約5Wで、毎日15分使ったとしても月の電気代は1円にも満たない水準だ。この点は、エステサロンに通い続けるコストや、ヤーマン・パナソニックの高価格帯美顔器と比べたときの大きな優位性になる。

ただし、PLUESTの製品思想として「美顔器はスキンケアラインと組み合わせて使うことで効果が最大化される」という前提がある。純正セラム(OGハイドレーティングセラムR+)を定期購入した場合、年間のコストは以下の計算になる。

初回9,350円+2回目以降のセラム2本×8,536円を6回(12ヶ月分)=約60,566円。月換算で約5,047円という計算だ。これをエステサロンの月1回コース(相場1〜2万円)と比較すれば大幅に割安だが、「美顔器を買ったきりで後は手持ちのスキンケアで使う」のであれば、美顔器本体16,500円の一括コストのみで完結する。純正セラムとの組み合わせを前提にするかどうかで、年間コストは大きく変わる。


定期購入を利用するときに知っておくべきこと

定期購入の最大の注意点は、解約のルールが少し複雑なことだ。解約は電話(0120-008-886、平日10:00〜17:00)または公式LINEの2択で、次回お届け予定日の10日前までに連絡が必要だ。このタイミングを1日でも過ぎると、次回分の発送が確定してしまい、その分の受取義務が発生する。

また、定期2回目の商品を受け取る前に解約する場合は解約手数料が発生する。具体的な金額は購入時の条件によって変わるため、申し込み前に購入ページの利用規約を必ず読んでおくことを強くすすめる。口コミサイトでは「初回解約時に3,000円の手数料が発生した」という声が複数見られており、「縛りなし」という広告文言と実際の条件のギャップを感じたユーザーも一定数いる。一方で「電話やLINEで手続きをすれば、その後は問題なく解約できた」という声も多く、手続きさえ正しく踏めば解約できない商品ではない。申し込む前に解約の流れと条件を把握しておくことが、後悔のない購入につながる。


「エステ代わり」として見たときのコスパ評価

マルチフェイシャルスパの価格的な立ち位置を整理すると、「美顔器初心者がリスクを抑えて試せる価格帯の多機能機」という結論になる。ヤーマンのフォトプラスEXが約37,400円、パナソニックのバイタリフトRF EXが5〜6万円という相場と比べると、マルチフェイシャルスパの16,500円は入門価格として現実的だ。

一方で「エステ代わり」として長期的に換算すると、月5,000円前後のランニングコストは決して安くない。美顔器本体だけで使い続ける場合は年間コストを非常に低く抑えられるが、純正セラムとの組み合わせを継続する場合は、コスパの評価は使用頻度と効果の実感次第になる。価格だけで判断するのではなく、「どのモードをどれくらい使うか」「純正セラムを続けるか」という使い方の方針を先に決めてから、自分にとってのコスパを計算してみることをおすすめしたい。

カラー変更と役数表記の変化を時系列で整理

  • マルチフェイシャルスパに公式発表のモデルチェンジは存在せず、発売から現在まで基本的に同一モデルが継続販売されている
  • 変化があったのはカラー(シルバー→ホワイト)、マーケティング表記(「6役」→「13役」→「14役」)、そして2025年8月のロゴのみ
  • 「役数」の増加は機能追加ではなく、単体モード+組み合わせモードのカウント方法の変更によるもの
  • 取扱説明書の誤記訂正(CLEANモード操作手順)は公式が対応済み
  • 「旧モデルを持っているが機能は劣っていない」という理解が正確

マルチフェイシャルスパには「モデルチェンジ」が存在しない

「旧モデルと新モデル、どちらを買えばいい?」という疑問を持って調べている人にとって、最初に伝えるべき結論はシンプルだ。マルチフェイシャルスパには、現時点で公式が発表したモデルチェンジは存在しない。パナソニックやヤーマンのように「EX」「Pro」「第2世代」といった後継モデルが出ているわけではなく、2023年6月の発売から現在まで、基本的に同一モデルが継続販売されている。

「じゃあ何も変わっていないのか」というと、それも正確ではない。カラー、マーケティング表記、ロゴの3点については変化があった。しかし、機能・搭載技術・スペックのコア部分は変わっていない。つまり「過去に買った人が損をしている」わけでも、「今買う人が得をしている」わけでもない。変化の実態を知っておくことで、中古品を検討している人も安心して判断できるはずだ。


カラー変更:シルバーからホワイトへ

発売当初のマルチフェイシャルスパはシルバーカラーだった。これは現在も一部のレビューサイトやSNS投稿にシルバーの画像が残っていることから確認できる。現行品はホワイトカラーに変更されており、洗面台やドレッサーに置いたときの清潔感や統一感という点では、ホワイトの方が好まれる傾向がある。

ただし、このカラー変更は外観だけの話で、内部の機能・スペック・モード構成には一切影響がない。もしシルバーカラーの中古品を見かけたとしても、機能面では現行のホワイトモデルとまったく同じものとして扱ってよい。「旧カラーだから性能が劣る」という理解は誤りだ。カラー変更がいつ行われたかについては公式の発表がなく、正確な時期は不明だが、SNS投稿の流れを追うと2023年後半から2024年前半にかけてホワイトへの移行が進んだとみられる。


表記の変化:「6役」→「13役」→「14役」の正体

マルチフェイシャルスパの販売ページや広告を時系列で追うと、「1台6役」「1台13役」「1台14役」という表記が混在していることに気づく。この数字の変化を見て「機能が追加されたのでは?」と思うのは自然な反応だが、実態は違う。

搭載されているモードは発売当初から一貫して6つ(ピーリング・イオンクレンジング・モイスチャー・LED・EMS・RF)のままだ。「役数」の増加は、単体使用に加えてモードの組み合わせ(LED+EMS、LED+RFなど)をそれぞれ1役としてカウントする方法に切り替えたことによる表現の変化に過ぎない。家電の「〇〇役」表記は各社が独自に設定できるため、表記上の数字が増えても機能そのものが増えたことにはならない。購入を検討する際に「13役」と「14役」の違いを気にする必要はなく、実際に使えるモードは変わらないと理解しておけば十分だ。


取扱説明書の誤記とその対応

マルチフェイシャルスパの「変化」として記録しておくべき出来事がもう一つある。発売から間もない2023年11月30日、公式サイトから「取扱説明書の記載不備について」というお知らせが発表された。内容は、同梱の取扱説明書P14に記載されているCLEANモードの操作手順に誤りがあったというものだ。

具体的には、手順3の「CLEANボタンを押して」という記載が正しくは「CLEANボタンとRFボタンを順番に押します」であり、電源の切り方も同様に誤記があった。これを正確に知らずにCLEANモードを使っていたユーザーは、意図した通りの操作ができていなかった可能性がある。公式はお知らせページで正しい操作手順を公開して対応し、製品の回収や交換は行わなかった。現在はこの訂正情報が公開されているため、手元に古い取扱説明書があるユーザーは公式サイトの正誤情報を参照して確認することをおすすめする。


2025年8月のロゴ変更と「現行品」の定義

直近の変化として確認できるのが、2025年8月29日に公式から発表されたロゴ変更だ。公式サイトのお知らせには「マルチフェイシャルスパのロゴ変更のお知らせ」として掲載されており、機能・外装カラー・スペックに変更はないことが明記されている。ロゴのデザインリニューアルはブランドの成長に伴って行われることがある通常の対応であり、製品としての実力に影響を与えるものではない。

これらの変遷を整理すると、マルチフェイシャルスパの「モデル比較」は、競合他社の製品比較とはまったく性格が異なることがわかる。パナソニックやヤーマンのように「旧型より新型の方がスペックが上がっている」という軸での比較は成立しない。シルバーだろうとホワイトだろうと、「6役」表記だろうと「14役」表記だろうと、ロゴが旧デザインだろうと、使えるモードと技術仕様は同じだ。中古品を購入する際も、状態や付属品の有無を確認することの方が、カラーや表記の世代を気にするよりもはるかに重要な判断基準になる。

パナソニック・ヤーマンとの機能と価格差を比較

  • 比較対象は同価格帯のパナソニック イオンブースト マルチ(約17,000円)、中価格帯のヤーマン フォトプラスEX(約37,400円)、高価格帯のパナソニック バイタリフトRF EX(約5〜6万円)、プレミアム帯のヤーマン フォトプラス プレステージSP Ⅲ(約165,800円)の4機種
  • マルチフェイシャルスパは「多機能×入門価格」というポジションで、特化型・高出力機とは目的が異なる
  • 価格差は「出力の強さ」「ブランドの研究開発投資」「専用技術の差」として現れる
  • 「初めての美顔器」か「ステップアップの1台」かで選ぶべき機種が変わる

比較の前提:「フラッグシップ」と「エントリーマルチ」の違いを理解する

マルチフェイシャルスパを他社製品と比較するとき、まず整理しておくべきことがある。それは「同じ機能名がついていても、出力・技術・設計思想はまったく別物」という前提だ。EMS・RF・LEDといった機能は名称が共通でも、出力の強さ・波数・照射面積・使用する技術規格はメーカーごとに大きく異なる。「どちらがEMSを搭載しているか」ではなく「どちらのEMSが自分の目的に合っているか」で比較しなければ、正しい判断はできない。

また、マルチフェイシャルスパはスキンケアブランドが設計した「スキンケアの延長線上にある美顔器」という位置づけだ。一方、パナソニックやヤーマンは美容家電メーカーとして長年の研究開発を積み上げたハードウェア専業メーカーだ。この出発点の違いは、製品の強みと弱みにそのまま反映されている。


パナソニック イオンブーストマルチ EH-ST0A(約17,000円)との比較

価格帯が最も近い比較対象がパナソニックのイオンブーストマルチEH-ST0A(市場価格約17,000円)だ。パナソニックが独自に開発した「高分子浸透技術」を搭載しており、ヒアルロン酸の浸透量を通常比で約8倍高めるという実験データが示されている。超音波を使わずにイオン導入の精度を高めるアプローチは、パナソニックの独自性が出ている部分だ。

マルチフェイシャルスパと価格差がほぼない点で直接比較されやすいが、機能の方向性はかなり異なる。パナソニック機は「イオン導入の精度」に特化した設計で、EMSやRFといったリフトアップ系の機能は搭載していない。一方、マルチフェイシャルスパはピーリング・イオン・LED・EMS・RFの6モードをカバーするが、各機能の出力は家庭用の標準的な水準だ。「とにかく多くのケアを1台でやりたい」ならマルチフェイシャルスパ、「スキンケアの浸透力を集中的に高めたい」ならパナソニック機という選び分けが自然だ。


ヤーマン フォトプラスEX(約37,400円)との比較

ヤーマンのフォトプラスEXはマルチフェイシャルスパの約2.2倍の価格帯で、「フォト(光)+RF+EMS」の複合ケアに特化した機種だ。RFは1MHz対応で、マルチフェイシャルスパが非公開の周波数帯で動作するのに対し、より深部の組織へのアプローチが期待できる出力を持つ。EMS部分もダブル波という独自技術を採用しており、表情筋への刺激の届き方がシングル波とは異なる。

ヤーマンが長年蓄積してきたDYHP(Dynamic Hybrid Photon)技術を核に据えており、光とRFと電気刺激の組み合わせ精度はエントリー機とは設計レベルで差がある。価格差の分だけ出力・技術・研究開発コストが乗っていると理解するのが正直なところだ。「エイジングケアを本格的にやりたい30〜40代」が最初からフォトプラスEXを選ぶのは合理的な判断で、マルチフェイシャルスパはその前段階の「まず試してみる1台」として位置づけるのがフェアな見方だ。


パナソニック バイタリフトRF EX EH-SR86(約5〜6万円)との比較

パナソニックのバイタリフトRF EX EH-SR86は、マルチフェイシャルスパの約3〜4倍の価格帯に位置する上位機種だ。最大の差は、RFの周波数が4MHzという高周波数帯にある点だ。RFは周波数が高いほど皮膚の深部まで熱が届くとされており、4MHzはホームユース機の中でも上位に位置する数値だ。加えてデュアルEMSを搭載しており、表情筋へのアプローチを2種類の波で同時に行う設計になっている。コース機能は合計13役で、マルチフェイシャルスパの「14役(組み合わせカウント含む)」と数字上は近いが、技術的な奥行きはまったく異なる。

パナソニックの美顔器は美容家電メーカーとしての長年のハードウェア研究が詰まっており、操作性・耐久性・アフターサポートの面でも安心感がある。「高い買い物だが長く使い続ける1台」として検討するなら、マルチフェイシャルスパより確実に上の選択肢だ。一方で、使いこなせなければ宝の持ち腐れにもなる。美顔器に慣れていない人が最初からこの価格帯に踏み込むより、まずマルチフェイシャルスパで習慣を作ってからステップアップするというルートも現実的だ。


ヤーマン フォトプラス プレステージSP Ⅲ(約165,800円)との比較

ヤーマンのフォトプラス プレステージSP Ⅲは、価格帯がマルチフェイシャルスパの約10倍に当たるプレミアムクラスの機種だ。トリプルRF(3種の周波数帯を同時に使用)と業務用エステ機に匹敵するとされるCERTEC技術を搭載しており、家庭用とエステサロン用の境界線を意識的に押し広げることを目指した製品だ。この価格帯になると、比較の土俵がそもそも異なる。

この機種をあえてマルチフェイシャルスパと並べて紹介する理由は、「美顔器の価格と効果の関係性を俯瞰してほしい」からだ。16,500円と165,800円では、単純な出力差だけでなく、研究開発への投資額・使用される素材・技術の成熟度・臨床データの蓄積量がまったく異なる。マルチフェイシャルスパが「コスパがいい」と評価されるのは事実だが、それは「この価格帯の中では優れている」という相対評価であり、高価格帯の専門機と同等の効果を期待するものではないと理解しておく必要がある。この価格差を知った上でマルチフェイシャルスパを選ぶのと、何も知らずに選ぶのでは、購入後の満足度がまったく変わってくる。

購入前に確認したい向かない人の特徴と理由

  • 金属アレルギーがある人は本体素材(ステンレス鋼)が肌に触れるため使用不可
  • ペースメーカー等の医療用電子機器を使用している人はEMS・RFの電気的刺激が干渉するリスクがある
  • 「即効性」や「1回で劇的な変化」を期待している人には継続前提の設計が合わない
  • 「エステサロン・高価格帯専門機と同等の出力」を求める人には出力が物足りない
  • 定期購入の仕組みや解約手続きに抵抗がある人は購入チャネルの選択に注意が必要

金属アレルギーがある人には使えない

結論から言うと、金属アレルギーを持っている人はマルチフェイシャルスパの購入を見送った方がいい。本体のプレート部分とヘッド部分にはステンレス鋼が使用されており、使用中は金属が直接肌に触れる。アレルギー反応が出た場合、接触皮膚炎や炎症のリスクがある。

「ステンレスならアレルギーが出にくいはず」と考える人もいるかもしれないが、金属アレルギーの反応はニッケル・クロム・コバルトといった成分への感受性によって個人差が大きく、ステンレスであっても反応が出るケースは珍しくない。口コミでも「金属アレルギーの人は使えないみたいです。買う前にわかっていれば買いませんでした」という声が実際に投稿されている。美顔器のプレートが直接顔に触れるという特性上、肌荒れが起きても原因の特定が難しくなることもある。アレルギーの有無について少しでも不安がある人は、皮膚科でパッチテストを受けてから判断することを強くすすめる。


ペースメーカーなど医療用電子機器を使用している人

マルチフェイシャルスパには、EMSという低周波電流を使って表情筋を刺激するモードと、RFという温感高周波を使うモードが搭載されている。これらはどちらも電気的な刺激を体に与える機能であり、ペースメーカー・除細動器・人工内耳といった体内に医療用電子機器を埋め込んでいる人は使用を避けなければならない。公式も「危険防止のため医療用電子機器との併用はしないでください」と明示している。

また、使用前には腕時計・貴金属・ピアスなどの金属類を必ず外すことも指示されている。電気刺激系の機能を使うときに金属が肌付近にあると、電流が意図しない方向に流れてしまう可能性がある。医療機器を埋め込んでいない人でも、金属アクセサリーを付けたまま使うことはリスクになるため注意が必要だ。もし持病があって「自分は使えるのか」と迷っている場合は、必ずかかりつけの医師に確認してから判断してほしい。美顔器の購入を急ぐ必要はなく、安全を確かめることの方がはるかに重要だ。


「1回で劇的な変化」を期待している人

マルチフェイシャルスパは即効性を前提とした設計ではない。EMS・RF・LEDのいずれも、継続使用によって少しずつ変化を積み重ねていくタイプのケアだ。「1回使ったら翌朝にほうれい線が消えた」「1週間で別人のようになった」という期待は、残念ながらこの価格帯の家庭用美顔器全般に対して持つべきではない。

実際の口コミを見ても、「継続して使ってみたい」「数週間使って変化を感じてきた」という声が多く、「1回使ったらすぐ効果が出た」という報告は少数だ。ピーリングやイオンクレンジングは使用直後の肌触りの変化を感じやすいが、リフトアップやハリ・弾力の改善は時間をかけた積み重ねの結果として現れる。「継続は力なり」という言葉が一番よく当てはまる製品と言っていい。毎日の習慣として取り入れることができる人、スキンケアに根気よく向き合える人には向いているが、「短期間で結果を出したい」「結果が出なければすぐやめる」というスタンスの人には合わない可能性が高い。


「業務用・高価格帯と同等の出力」を求める人

マルチフェイシャルスパは16,500円の家庭用美顔器だ。この価格帯で実現できる出力には物理的な上限があり、エステサロンで使われる業務用機器や、ヤーマンのフォトプラス プレステージ(約165,800円)・パナソニックのバイタリフトRF EX(約5〜6万円)といった高価格帯専門機の出力とは、同列に論じられない。

RFの周波数・EMSの波形・LED照射の出力密度といった数値は、高価格機ほど精密で強力な設定が可能だ。「毎月エステに通っていたが自宅でも同等のケアをしたい」「本格的なRFリフティングの効果を家庭でも再現したい」という目的を持っている人には、マルチフェイシャルスパではなく、最低でもヤーマンのフォトプラスEX(約37,400円)以上の機種を検討することをおすすめする。マルチフェイシャルスパが「コスパがいい」と評価されるのは、あくまでも「この価格帯の中では多機能でよくできている」という文脈での評価だ。求めるレベルとの期待値のズレが一番大きな「失敗の原因」になるため、ここは正直に伝えておきたい。


定期購入の仕組みに抵抗がある人・解約手続きが苦手な人

最後に伝えておきたいのが、購入チャネルと定期購入の仕組みに関する注意点だ。公式の初回特別セット(9,350円)はコスパとして魅力的だが、この価格はセラムの定期購入を前提にした設定だ。2回目以降はセラム2本(約2ヶ月分)が8,536円で届き続ける仕組みで、解約は電話(平日10:00〜17:00)または公式LINEで、次回お届け予定日の10日前までに連絡する必要がある。

口コミサイトでは、この解約手続きに関するトラブルの声が一定数見られる。「電話が繋がらない」「10日前のルールを知らずに手続きできなかった」「初回解約時に手数料が発生した」といった投稿は、購入前に読んでおくべき現実だ。日中に電話ができない人・定期購入の管理が苦手な人・解約手続きのストレスを避けたい人は、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングで本体を単品購入するルートを選ぶ方が確実に自分に合っている。若干割高になることもあるが、余計なストレスを抱えないための「安心料」と考えれば合理的な選択だ。

実際に多いトラブル7選と具体的な対処法

  • 定期購入の解約トラブルが最多クレーム。解約ルールと連絡先を事前に把握することで防げる
  • EMSやRFの刺激が強すぎる場合は、保湿を徹底してレベル1から慣らすのが基本
  • 効果を感じにくい場合はモードの「絞り込み」が解決の鍵
  • 取扱説明書のCLEANモード誤記は公式訂正済み。正しい手順を確認してから使うことが重要
  • バッテリーの持ちや充電管理は使用習慣の見直しで改善できる

【困りごと1】定期購入の解約ができない・手数料が発生した

口コミサイトやSNSを見ると、マルチフェイシャルスパに関する不満の中で最も多いのが定期購入の解約トラブルだ。「縛りなしと書いてあったのに手数料を請求された」「電話が繋がらない」「解約したはずなのにまた商品が届いた」といった声が複数確認されている。これらのトラブルのほとんどは、仕組みを事前に理解せずに申し込んだことが原因だ。

解決策は2つある。1つは手続きの方法を事前に把握しておくことだ。解約窓口は電話(0120-008-886、平日10:00〜17:00)または公式LINEの2択で、次回お届け予定日の10日前までに連絡しなければならない。このタイミングを1日でも過ぎると次回分の発送が確定し、受取義務が発生する。もう1つは、解約後のやりとりを必ず記録することだ。電話なら通話履歴を、LINEならスクリーンショットを保存しておくことで、後のトラブルを回避できる。初回解約には手数料が発生する条件があるため、申し込み前に購入ページの利用規約を最後まで読んでから決断することを強くすすめる。


【困りごと2】EMSがピリピリして痛い・RFが熱くて使えない

「EMSのピリピリが痛くて最弱でも使えない」「RFが熱すぎて継続できない」という声は、初めて電気系・温感系の美顔器を使う人から特によく聞かれる。これらの反応は肌の乾燥状態と強く関係しており、肌が乾いた状態や水分量が少ない状態で使うと刺激が集中してしまう。

解決策の第一歩は「十分な保湿をしてから使う」こと。EMSもRFも、化粧水や美容液を惜しみなく塗布して肌を十分に潤わせてから使うことで、電流や熱が均一に広がり刺激が和らぐ。それでも痛みを感じる場合は、躊躇なくレベル1からやり直すことだ。「レベル1では効果がないのでは」と思うかもしれないが、継続して使うことで肌が慣れてきて、1〜2週間後には自然とレベルを上げられるようになるケースが多い。RFについては同じ場所に長く当て続けないことも重要で、常にゆっくりスライドさせながら使うことが低温やけど防止につながる。


【困りごと3】使い続けているのに効果を感じない

「1ヶ月使ったけど変化がわからない」「毎日使っているのに肌が変わった気がしない」という声も一定数ある。この問題の根本にあることが多いのは、「全部のモードを少しずつ使っている」という状態だ。6つのモードを毎回順番に試していると、1つのモードあたりの使用回数が推奨頻度を下回り、どのモードの効果も出にくい状態になってしまう。

解決策は「最初の1ヶ月は2〜3モードに絞る」ことだ。特に初心者にすすめたいのは「ピーリング(週2〜3回)」と「EMS×LED(週1〜2回)」の組み合わせだ。ピーリングは使うたびに古い角質が取れる感触があり、効果の実感を得やすい。EMS×LEDは表情筋への刺激とLEDの相乗効果で、フェイスラインの引き締まりを感じやすいモードだ。この2種類を軸に使い続けることで、1ヶ月後の変化が見えやすくなる。効果が出てから徐々に他のモードを取り入れていく方が、長続きする使い方につながる。


【困りごと4】CLEANモードがうまく動かない・説明書通りにやっても反応しない

「説明書通りに操作しているのにCLEANモードが正常に動かない」という困りごとは、実は取扱説明書の記載不備が原因である可能性が高い。2023年11月30日に公式から「取扱説明書の記載不備について」というお知らせが発表されており、CLEANモードの操作手順に誤りがあったことが認められている。

正しい操作手順は次の通りだ。手順3では「CLEANボタンを押す」ではなく「CLEANボタンとRFボタンを順番に押す」が正解で、電源を切る際も「CLEANボタンを押し、RFボタンもランプが消えるまで押す」という手順が正しい。手元の取扱説明書に古い記載のままのものが残っている場合は、公式サイトのお知らせページで正誤情報を確認してほしい。「ちゃんと使えているのかわからない」という不安を抱えたまま使い続けるより、正しい手順を把握してから使う方が安心だし、ケアの効果も出やすくなる。


【困りごと5】バッテリーの減りが早い・充電管理が面倒

「充電がすぐなくなる」「使おうとしたら電池が切れていた」という声もある。バッテリー容量は750mAhで、フル充電後の連続使用時間は最長60分とされているが、使用頻度や使い方によって体感時間は変わる。毎日複数のモードを使っている場合、週1回の充電では足りなくなるケースもある。

解決策は2つある。1つは「使う前に充電する習慣」を作ることで、スマートフォンの充電と同じタイミングで美顔器も充電台に置くルーティンにするのが最も継続しやすい。もう1つは「長期間使わないときのバッテリー管理」を怠らないことだ。公式は「2ヶ月以上使用しない場合は2ヶ月ごとにフル充電してから保管するように」と指示しており、これを守らないとバッテリーの過放電につながる。リチウムポリマーバッテリーは過放電状態が続くと劣化が早まり、充電しても使用時間が極端に短くなることがある。旅行前や長期外出前には必ず充電状態を確認し、保管前のフル充電を習慣にすることがバッテリー寿命を延ばす現実的な対策だ。

初心者から上級者まで使える活用ルーティン

  • 開封直後に保護フィルムの剥がし忘れを確認し、初回使用前にフル充電する
  • モードによってスキンケアの順番が変わる。ピーリング・CLEANは洗顔直後、モイスチャー・EMS・RF・LEDは化粧水後に使う
  • 初心者は最初の1ヶ月を「ピーリング」と「EMS×LED」の2モードに絞ることで効果を実感しやすい
  • 上級者向けの組み合わせルーティンは「目的別コース」として使い分けるのが効果的
  • 自動オフ機能(各モード5分)を逆用して、タイマー代わりに使う習慣が定着しやすい

開封直後にやるべき2つの確認

マルチフェイシャルスパが届いたら、使い始める前にまず2つのことを確認してほしい。1つ目は保護フィルムの確認だ。プレート部分(超音波スキンケアに使うヘラ状の金属部分)には出荷時に保護フィルムが貼られていることがある。これを剥がさないまま使うと、超音波振動が正常に肌へ伝わらず、ピーリングもモイスチャーもほとんど機能しない状態になってしまう。「使ってみたけど全然汚れが取れない」「振動を感じない」という感想の一部は、この保護フィルムが原因だった可能性がある。

2つ目はフル充電だ。出荷時のバッテリー残量は保管状態によってまちまちで、届いた日にすぐ使おうとしたら途中で電源が落ちてしまうケースもある。USB Type-Cケーブルで最長2時間30分充電してからスタートすることで、初回から安定した動作が確認できる。この2つを終えてから、付属のスタートガイドBOOKを見ながら各モードを試す順番にすると、最初の体験が格段にスムーズになる。


モードによって変わるスキンケアの順番

マルチフェイシャルスパで最も混乱しやすいのが、モードごとにスキンケアの順番が変わるという点だ。「どのタイミングで使えばいいのかわからない」という声が多いのも、ここに原因がある。公式が示している基本ルールは明確で、使うモードによって挟み込む位置が異なる。

ピーリングとイオンクレンジング(CLEAN)を使う日は、クレンジング→洗顔→美顔器(ピーリングまたはCLEAN)→化粧水→美容液→クリームという順番になる。洗顔後の素肌に直接当てることで、超音波やイオンが古い角質や汚れを効果的に浮き上がらせる。一方、モイスチャー・LED・EMS・RFを使う日は、クレンジング→洗顔→化粧水→美顔器(モイスチャーまたはEMS/RFなど)→美容液→美顔器(美容液導入)→クリームという流れになる。化粧水や美容液を塗布した後に使うことで、電気刺激の通りが良くなり、成分の浸透もサポートできる。この順番を間違えると、ケアの効果が半減するだけでなく、刺激が強すぎる原因にもなるため、しっかり覚えておきたい。


初心者向け:最初の1ヶ月は2モードに絞る

美顔器を買った直後は「全部試したい」という気持ちになるのは自然なことだ。ただ、6つのモードを毎回まんべんなく使おうとすると、1セッションが30分を超えてしまい、継続が難しくなる。推奨頻度を守るために1日に使えるモードは限られており、全モードを週の推奨頻度通りに使いこなすにはある程度慣れが必要だ。

初心者にすすめたいのは、最初の1ヶ月を「ピーリング」と「EMS×LED」の2種類に絞るやり方だ。ピーリングは週2〜3回、洗顔後の素肌に当てるだけで毛穴汚れが浮き出る感触があり、使うたびに効果の手応えを感じやすい。EMS×LEDは週1〜2回、化粧水を塗布した後に顔全体をゆっくりスライドさせながら5分間行う。LEDの赤色光と低周波の電気刺激が同時に作用することで、表情筋への刺激とLEDの相乗効果が得られる。この2種類だけでも、1ヶ月後の肌の触感や顔の輪郭に変化を感じるユーザーが多い。慣れてきたら徐々に他のモードを加えていくことで、オーバーケアのリスクを避けながら使いこなせる範囲を広げていける。


中級者向け:目的別の組み合わせルーティン

使い方に慣れてきたら、肌悩みに合わせたモードの組み合わせルーティンを取り入れていこう。口コミや公式の情報をもとにした人気の組み合わせは大きく3パターンある。

「毛穴スッキリ重視の日」はイオンクレンジング(CLEAN)→モイスチャーという流れがおすすめだ。CLEANで毛穴の奥の汚れをイオンの力で引き出した後、化粧水を塗布してモイスチャーで角質層まで押し込む。毛穴が引き締まって肌のキメが整う感触を得やすいルーティンだ。「リフトアップ重視の日」はEMS×LEDの組み合わせを使い、フェイスラインと頬を中心にゆっくりスライドさせる。翌朝の顔の引き締まり感が実感しやすく、ユーザー評価が最も高い組み合わせの一つだ。「うるおい補給重視の日」はピーリング後に化粧水を塗布し、すぐにモイスチャーモードで超音波導入する流れがおすすめだ。ピーリング直後は古い角質が取り除かれて肌の受け入れ状態が整っており、この直後にモイスチャーを使うと化粧水がぐんぐん入っていく感触を得やすい。


上級者向け:「5分自動停止」を活用した時短ルーティン

各モードが5分で自動停止する機能は、過ケア防止のための安全設計だ。ただ、これを「時短ルーティンのタイマー」として積極的に活用すると、毎日続けやすい習慣が作りやすくなる。例えばEMS×LEDを5分で1セット終わらせ、自動停止したら終了という割り切り方は、忙しい日でも「とりあえず5分だけやる」という低いハードルで続けられる。

また、LEDとRFを同時使用できる組み合わせは、時短効果が高い。別々にやれば計10分かかるところを、同時使用で5分に短縮できる。時間に余裕がある日はピーリング→モイスチャー→EMS×LEDの順に丁寧に行い、忙しい日はRF×LEDの5分だけで済ませるという日によって使い方を変える柔軟な運用が、長続きのコツだ。「完璧にやろうとするより、毎日少しでも続けること」がマルチフェイシャルスパの効果を最大化する、最もシンプルで確実な方法だといえる。

中古相場と売却時のリセールバリューを検証

  • 公式・メーカーによる下取りプログラムや買取制度は存在しない
  • 中古流通はメルカリ・セカイモン(ヤフオク経由)が主な経路で、相場は状態により3,000〜7,000円程度
  • 定価16,500円に対してリセールバリューは約30〜45%と高くはない
  • 「数回使用で使わなくなった」出品が多く、バッテリー残量・付属品の有無が価格差の主因
  • 衛生面のリスクと保証なしのリスクを理解した上で購入判断が必要

公式の下取り・買取制度は存在しない

マルチフェイシャルスパに関して最初に伝えておくべきことは、Beautick株式会社には現時点で公式の下取りプログラムや買取サービスが存在しないという点だ。パナソニックや一部の家電メーカーが提供しているような「旧モデルを下取りに出して新モデルを購入する」という仕組みは、PLUESTにはない。

そのため、不要になった本体を処分したい場合の選択肢は、フリマアプリや個人間売買プラットフォームへの出品か、廃棄の2択になる。美顔器は肌に直接触れる製品であることからリサイクルショップでの買取対象外となるケースが多く、家電量販店の下取りサービスも基本的に対象外だ。「売れる場所が限られている」という現実は、購入前にあらかじめ理解しておいた方がいい。処分のしやすさという観点では、マルチフェイシャルスパは決して有利な製品ではない。


中古市場の実態:メルカリ・セカイモンの出品状況

マルチフェイシャルスパの中古品が流通している主なプラットフォームはメルカリとセカイモン(ヤフオク系の越境EC)だ。実際の取引事例として、セカイモンでは「3ヶ月前に1万円ほどで購入、数回使用後に使用しなくなった」という出品が5,949円で落札されたケースや、「2023年8月購入・箱は開封したが本体は未開封」という状態の商品が6,375円で落札されたケースが確認されている。

出品コメントを見ると「数回使用して使わなくなった」「合わなかったので手放す」という理由が多く、故障品の出品は少ない印象だ。つまり中古市場に出回っている多くが「状態的には問題ないが使いこなせなかった」品物である可能性が高い。一方でバッテリーの劣化度は外見からはわからないため、購入前にバッテリー残量の確認や充電時間を出品者に確認することが重要になる。付属品(USB Type-Cケーブル・取扱説明書・スタートガイドBOOK・外箱)がすべて揃っているかどうかも、価格交渉の材料になる。


中古相場の目安と価格に影響する要因

確認できた取引事例と出品傾向から、おおよその中古相場をまとめると次の通りだ。未使用・ほぼ未使用品(箱未開封または1〜2回使用)は5,500〜7,000円程度、数回〜通常使用品(付属品あり・動作確認済み)は3,500〜5,500円程度、長期使用品・付属品なし・バッテリー劣化が疑われるものは2,000〜3,500円程度が目安になる。

定価16,500円に対してこの相場は約30〜45%程度で、電化製品としては標準的な価値の落ち方といえる。ただし、公式の初回特別セットで9,350円での購入者が多いことを考えると、そこから売却時のプラットフォーム手数料(メルカリなら10%)を差し引いた実質の手取りはさらに下がる。「使わなくなったら売れば損が少ない」という感覚で購入を決めると、現実のギャップに驚く可能性があるため注意が必要だ。購入コストの回収を期待するより、「使い続けることで元を取る」という前提で買う製品として捉える方が現実的だ。


中古品を買う側のリスクと注意点

中古のマルチフェイシャルスパを購入することを検討している人には、いくつかのリスクを理解した上で判断してほしい。最大のリスクは衛生面だ。美顔器は肌に直接触れる製品であり、特にプレート部分や電極部分には前の使用者の皮脂・化粧品成分・雑菌が付着している可能性がある。購入後は必ずアルコール消毒を行い、プレート部分を柔らかい布で丁寧に清掃してから使用することが前提になる。

次にバッテリーの問題がある。リチウムポリマーバッテリーは使用回数・保管状態によって劣化が進んでおり、外見上は新品同様でも充電の持ちが著しく短くなっている可能性がある。1年半で故障したという口コミも存在しており、購入から年数が経過した中古品はバッテリー寿命が残り少ない状態である可能性も排除できない。さらに、中古品には公式の1年保証が適用されない。動作不良や故障が起きても自己解決するしかなく、Beautickサポートへの修理依頼も対象外になる場合がほとんどだ。これらのリスクを踏まえると、中古品で節約できる金額と引き換えに生じる不確実性は決して小さくないことを理解した上で購入を決めてほしい。


「転売防止シール」と公式の姿勢

購入を検討している人が知っておくべきもう一つの事実がある。公式サイト・Amazon・楽天の正規ルートで販売されているマルチフェイシャルスパには、転売防止シールが貼付されているケースがある。初回特別セットの解約時に手数料が設定されていることも、公式が転売目的での購入を抑制しようとしている意図の表れだ。

この背景には、安価な初回セットを購入して即転売するという行為が一定数発生したことがあると考えられる。実際に口コミサイトには「転売防止の手数料を支払って解約した」という声が複数見られており、公式とユーザーの間でこの点に関する認識のズレが生じていたことがわかる。中古品を買う側の立場から見ると、正規品かどうか・転売品かどうかの確認が難しいという問題もある。フリマアプリで購入する際はシリアルナンバーの有無や購入経緯を出品者に確認し、疑問があれば購入を見送る判断も大切だ。中古市場で得られる価格メリットは確かに存在するが、それ以上に「安心して使えるか」という視点で判断することをおすすめしたい。

効果を高める純正ラインと併用アプリの選び方

  • マルチフェイシャルスパは「OGハイドレーティングセラムR+の処方に合わせて周波数を調整した美顔器」という設計で、純正スキンケアラインとの相性が最も高い
  • PLUESTのスキンケアラインはクレンジング→洗顔→化粧水→美容液→クリーム→UVと一通り揃っており、美顔器を中心に据えたフルラインが構成できる
  • 姉妹ブランドfuettarichのスカルプヘッドスパはフェイスケアとヘアケアを両立させる補完的な位置づけ
  • 公式YouTube(Beautick Channel)・LINE・SNSは使い方サポートとして活用できる無料サービス
  • サードパーティの肌管理アプリを組み合わせることで、効果の「見える化」が可能になる

美顔器と最も相性がいい純正品:OGハイドレーティングセラムR+

マルチフェイシャルスパと組み合わせて使う製品として、最初に挙げるべきは「OGハイドレーティングセラムR+」だ。理由は明確で、この美顔器自体がこのセラムの処方や成分に合わせて周波数を調整した設計になっている。つまり他の美容液と組み合わせても使えるが、純正セラムとの組み合わせが最も設計意図に沿った使い方だということだ。

セラムの価格は単体5,335円(税込)で、定期購入の初回は2,178円という設定になっている。薬用成分としてナイアシンアミドを配合しており、シワ改善(エイジングケア)とシミ予防(美白)の2つに同時に働く医薬部外品だ。モイスチャーモードで超音波導入するときに塗布する美容液として使うのが最も効果的な活用法で、ピーリングで角質を整えた後の肌に当てると浸透感がさらに高まるという声が多い。美顔器単体で購入した人も、セラムを後から追加購入して組み合わせることで、最初に想定された効果の全体像に近づけることができる。


ケアの土台を整えるPLUEST純正スキンケアライン

マルチフェイシャルスパの効果を引き出すためには、美顔器を使う前後のスキンケアの質も重要だ。PLUESTはクレンジングから日焼け止めまでフルラインを揃えており、美顔器を中心に据えたルーティンを一ブランドで完結させられる。

ケアの起点になるのが「カプセルインハイドロクレンズ」(クレンジング)だ。6種のビタミンをカプセル化した独自処方で、洗いながら肌へのうるおいをチャージする設計になっている。洗顔は「マンナンジェリーハイドロウォッシュR」と「ブラックジェリーウォッシュ」の2種類が用意されており、前者はこんにゃく由来のジェリーボールで毛穴をやわらげながら洗う保湿重視タイプ、後者は炭・クレイ・マンナンスクラブで毛穴の黒ずみを集中的にケアするタイプだ。なお、マンナンジェリーハイドロウォッシュRは2025年11月に第三者評価誌「LDK the Beauty」でA評価を獲得しており、製品としての品質が外部機関にも認められている。化粧水は「VCハイドレーティングローションR」、保湿クリームは「RFハイドレーティングクリームR」と、美顔器のモード名(RF)を冠した名前が付いており、RF使用後の肌をサポートする処方で作られていることが製品名からも伝わる。UVケアは「Tone Up UV Protector」でSPF50+・PA++++のノンケミカル処方だ。


姉妹デバイス:fuettarich スカルプヘッドスパ

Beautick株式会社が展開するヘアケアブランド「fuettarich(フエッタリッチ)」からは、スカルプヘッドスパというヘッドマッサージ器が販売されている。マルチフェイシャルスパがフェイスケアを担うのに対し、スカルプヘッドスパは頭皮ケアを担うという役割分担で、同じBeautickグループのデバイスとして補完的な位置づけにある。

スカルプヘッドスパはLEDとEMSを搭載したヘッドマッサージ器で、回転モードでマッサージしながら頭皮の血行促進をサポートする設計だ。「顔はマルチフェイシャルスパ、頭皮はスカルプヘッドスパ」という組み合わせで使うことで、フェイスラインのリフトアップと頭皮からのアプローチを同時に進められる。美顔器のケアを続けるうちに「頭皮のコリや血行も気になってきた」という人にとって、同じブランドグループからの選択として検討しやすい製品だ。


公式が提供する無料サポートコンテンツ

マルチフェイシャルスパには専用アプリはないが、公式が複数のチャネルでサポートコンテンツを提供している。最も充実しているのがYouTubeチャンネル「Beautick Channel」だ。各モードの具体的な使い方を動画で解説しており、「文字で読んでもわかりにくい」という人には特に役立つ。実際に「スタートガイドBOOKとYouTube動画を見たら迷わず使えた」という口コミが複数存在しており、初心者の疑問をカバーする動画コンテンツとして機能している。

SNSはInstagram(@pluest_official)・X(@_pluest)・TikTok(@pluest_official)の3チャネルで展開されており、スキンケアのヒントや新商品情報を発信している。ユーザーが投稿した使い方やビフォーアフターを参考にするためにフォローしておくのも一つの使い方だ。定期購入の解約・お届け日変更は公式LINE(24時間受付)から手続きできるため、LINE登録は購入と同時にやっておくことをすすめる。


サードパーティアプリで「効果の見える化」をする

PLUESTには純正アプリがなく、パナソニックの「with Panasonic Beauty」のようなAI肌診断×使用記録の機能は提供されていない。ただし、サードパーティの肌管理アプリを組み合わせることで、この弱点をある程度カバーできる。

ルーティン管理には「BasicBeauty」(無料・iOS/Android)が使いやすい。スキンケアのルーティンを登録してリマインダーを設定でき、毎日の写真記録とビフォーアフターの比較機能があるため、美顔器の継続使用の記録として活用できる。肌の変化を数値で追いたい場合は花王ソフィーナiPが提供する「肌id」(無料)がおすすめだ。シミ・シワ・明るさ・キメ・皮脂バランス・水分量・クマの7指標を100点満点でスコア化し、履歴が残るので「使い始める前」と「1ヶ月後」の比較が客観的にできる。生活習慣と肌の相関を記録したい場合は「Curél肌手帳」(花王・無料)が役立ち、睡眠・ストレス・スキンケアの内容を日々記録することで、どんな生活習慣の日に肌が良い状態になるかを週単位・月単位で把握できる。美顔器の効果を「感覚」だけで判断せず、データとして積み上げていく習慣が、長期的なモチベーション維持にもつながる。

購入前に多く寄せられる疑問に正直に答える

  • 「何役あるの?」という表記の疑問から「お風呂で使えるの?」まで、購入前・使用中に多く寄せられる質問を網羅
  • 「13役」「14役」の違い・モードの正確な数・CLEANモードの正しい操作手順は特に混乱しやすい
  • 妊娠中・敏感肌・男性の使用可否については安全性の観点から明確に答えが必要な質問
  • 定期購入なしで買えるか・解約方法・保証期間については購入チャネルごとに異なる注意点がある
  • 海外使用・旅行中の持ち運びに関しても確認しておくべき点がある

Q. 「13役」「14役」って何が違うの?モードは何種類あるの?

結論から言うと、マルチフェイシャルスパのモード数は発売当初から6つで変わっていない。ピーリング・イオンクレンジング・モイスチャー・LED・EMS・RFの6モードが搭載されており、これは現在も同じだ。「13役」「14役」という表記は、この6つの単体モードに加えて、LEDとEMSの同時使用・LEDとRFの同時使用といった組み合わせを「1役」としてカウントする方法に変えたことで生まれた数字だ。機能が追加されたわけではなく、カウントの仕方が変わっただけで、実際に使える機能に差はない。

「じゃあ13役と14役で何かが増えたの?」という疑問も自然だが、これもマーケティング上の表記の揺れに過ぎない。公式が正式にアップデートを告知したことはなく、製品仕様の変更もない。購入を検討している人は「6モード搭載の美顔器で、組み合わせ次第で複数のケアができる」と理解しておけば十分だ。表記の数字に振り回されず、自分が使いたいモードが含まれているかで判断することをすすめる。


Q. お風呂の中や浴室で使えますか?

使えない。公式が明確に「本製品を水の中に入れたり、浴室では使用しないでください」と禁止している。理由は感電および故障・破損のリスクがあるからだ。マルチフェイシャルスパは防水・生活防水のいずれにも対応していない設計で、湿気が多い浴室での使用も推奨されていない。

「お風呂上がりにそのまま使いたい」という気持ちはよく理解できるが、浴室を出て洗面台や部屋に移動してから使うことが安全の前提になる。お風呂上がりの肌はすでに水分を含んでいるため、乾燥肌の状態よりも美顔器の刺激が均一に広がりやすい状態ではある。ただし、本体が水に触れない環境で使うことが絶対条件だ。「濡れた手で使ってもいいか」という質問に対しても、滑り落ちによる落下リスクと感電リスクから、乾いた手での使用が推奨されている。


Q. 妊娠中や授乳中でも使えますか?

公式の取扱説明書や製品ページには妊娠中・授乳中に関する明示的な記載がない。ただし、EMSモードは低周波電流を体に流す機能であり、RFモードは温感高周波で体内を温める機能だ。一般的な美容家電の安全基準として、妊娠中はこれらの電気系・温感系機能の使用を避けるよう推奨されているケースが多い。

公式が「使用不可」と明記していないからといって安全とは言い切れない。妊娠中・授乳中の使用を検討している場合は、必ずかかりつけの産婦人科医に相談してから判断することを強くすすめる。LEDモードやピーリングのみであれば相対的にリスクが低いとも考えられるが、個人の状態や妊娠週数によっても判断が変わるため、自己判断せず専門家の意見を優先してほしい。


Q. 定期購入なしで買えますか?また、解約はいつでもできますか?

定期購入なしで購入することは可能だ。Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでは単品購入ができ、定期コースへの加入は発生しない。公式サイトでも通常購入(16,500円・税込)のオプションがある。定期購入が前提になるのは、初回特別セット(9,350円)の場合のみで、この場合はセラムの定期便がスタートする。

解約のルールは「次回お届け予定日の10日前までに連絡」が必須で、窓口は電話(0120-008-886・平日10:00〜17:00)または公式LINE(24時間受付)の2択だ。「定期縛りなし」という広告表現は回数縛りがないという意味で、解約自体はいつでも申し込めるが、定期2回目の商品を受け取る前に解約する場合は手数料が発生する条件がある。申し込み前に利用規約を最後まで確認し、解約のルールと条件を把握してから購入を決めることが後悔を防ぐ最大の対策だ。解約後はLINEのスクリーンショットや通話履歴を保存しておくことも忘れずに。


Q. 敏感肌でも使えますか?男性でも使えますか?

敏感肌については、基本的に使用できるが「最弱レベルからのスタート」と「十分な保湿」が前提条件になる。EMSやRFは刺激の強い機能であり、敏感肌の人が最初から高いレベルで使うと赤みや刺激感が出ることがある。レベル1から始めて肌の反応を見ながら少しずつ慣らしていくことが、敏感肌ユーザーの正しいアプローチだ。肌に炎症やニキビが出ている部位・湿疹・皮膚疾患がある箇所への使用は避ける必要がある。アレルギーテスト実施済みの製品設計ではあるが、個人差があるため「合わない可能性がある」ことは購入前から理解しておいてほしい。

男性の使用については問題なく、性別による使用制限は設けられていない。むしろ毛穴の汚れが気になる男性にとってピーリングやイオンクレンジングは実感しやすい機能だという声もある。本体デザインもシルバーやホワイトというシンプルなカラーリングで、男性が使っても違和感がない外観だ。スキンケアへの関心が高まっている男性ユーザーからの購入・口コミも一定数確認されており、性別を問わず使える製品として認識されている。


Q. 海外でも使えますか?充電はどうすればいいですか?

海外での使用は可能だ。充電仕様がAC 100〜220V対応となっているため、海外の電圧(多くの国が220〜240V)でも変圧器なしで充電できる。プラグの形状が異なる国では変換プラグのみ用意すれば対応できる。USB Type-C対応なので、スマートフォン用の充電器を兼用できる点も旅行中の荷物を減らせるメリットだ。

本体重量約133gのコンパクトサイズで、機内持ち込み荷物にも無理なく収まる。充電式のリチウムポリマーバッテリーを内蔵しているため、航空機への持ち込みに際してはバッテリー容量(750mAh)が航空会社の規定内であるかを事前に確認しておくと安心だ。多くの航空会社では100Wh以下(約27,000mAh以下)であれば機内持ち込み可能としており、750mAhはその範囲内に十分収まる。旅行先でもコードレスでケアを続けられるという使い勝手の良さは、マルチフェイシャルスパの地味ながら実用的な強みの一つだ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

美容グッズ選びで何度も迷い、失敗してきた経験から情報発信を始めた。効果を断定せず、自分に合うかどうかを見極める視点を大切にしている。美容マニアでは、初めてでも安心して選べる美容グッズ情報をまとめている。

目次